違うブログ

どこかの誰かが書いたやつとは違うブログのこと

僕たちには理由がない【n/4】

私たちは相手のために変わることを由としない。この点に関しては一致していると思っていたけど、最近はどうやらそうでもないらしい。念のため書いておくが彼は最初から変わらない。残酷なくらいに、あまりにも変わらない。

飽き、だとは思いたくはない。自分が信じてきた感情が、そんなつまらない終わり方をするとは思いたくないのだ。でも思いたくないという思いはただの傲慢で、正直なところ多分、飽きなのだろう。ということは、変わったのは私の方なのだ。悪いのは私の方なのだ。でも、そんな変化の中でもやっぱり、変わらない彼のことが好きだと思う。二年前の私が彼のことを好きになった理由は今でも容易に想像できるから。

彼と最も頻繁に語った話題は、「気づいてしまった者の責任」だった。こういうかたちで自分たちに還ってくるとは思ってもいなかったが…こういう時、先に迷った方に責任がある。私もそう思うし、彼は言わないかもしれないけれどそう思っているだろう。最初から、切り出すのは私の方だと決まっていたのかもしれない。そして彼のことだ、その可能性についても、先に考えてしまっているのだろう。

 

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