ふと思ったんだけど

言葉にすれば、何か分かるかもしれない

あっち系の奴が来た

僕は今、仕事の関係で地元を離れ、関東の片田舎に住んでいる。何度も言うが、僕がこう呼んでいる場所が地元の方々には、大変申し訳なく思うのだが、片田舎以外の何ものでもない。はずだ。はずでしょ?そんな場所のせいか、何なのか、一風変わった人達が訪問してくる。もちろん勝手にだ。全くウエルカムなわけはないのだ。あるわけないのだ。宗教関係とか、不動産関係とかそんなのは普通だ。理解できるわけだ。想定内なわけだ。そんな穏やかな気持ちで接することができる相手ではなく、もう絶対どこかにカメラがあって、モニタリングでしょ?とか思っちゃうような特殊な人達なんだ。その中でも特に特殊なやつの話を今日はしようと思う。例えば。

 

ピンポーンとインターフォンが押されたので、モニターを覗くと若い男が立っているわけだ。これが女性だとホイホイ出る人が居るわけだ。簡単にドアを開けるわけだ。開けちゃうわきた。わきたって誰よ。自分の誤字にツッコんでるわけだ。えっと。開けないで見てるわけだ。あぁ、ドアね。すると、大体、居るのよ。居やがるのよもう1人。えぇ。あっぶねーてやつね。マジ危ないわけだ。騙されるところだったわけよ。わりと僕の家のモニター広角なわけだ。それ知らないだろうからね。甘いわけね。いや知ってたら怖いけども。何はともあれ今回は最初から男であり、広角モニターの隅にも何も映っていない。

するとその若い男が説明しだすわけ。勝手に。僕まだ一言も発してないのに。話してないのに。何なら見てないかもしれないのに。何コイツ見えてんの?ですよ。マジかよですよ。あたしゃねですよ。浅香光代ですよ。いやちげーけど。

「ああ、僕のことが見えていますね。なに、怪しいものではありません。今はまだ、僕が誰なのか分からないでしょう。でも、僕が何なのかは知っているはずです。君のいう、あっち系ってやつです」

男は何やら薄ら笑いを浮かべている。今書いていて気づいたのだが、あの男の他の特徴を記述することができない。中学の頃の親友の面影を見出した気もするし、大学の恩師に似た体格であった気もするが、ともかく、不敵な笑みだけが記憶の中に残留物として存在している。

とりあえず、一体何の要件なんだと、一応聞いた。男は俺を無視して続けた。

「僕は今、大学で研究を続けています。そう、あなたが卒業したあの大学。あなたも心の底から楽しんでいたあの研究生活を継続しています。分かると分からないが両方適度に湧き出てきて、その豊かな湧き水のなかでせっさかと泳ぎ回りながら、真正面から正しさを追求しています」

それが俺の何に関係が?

「ふふ、ご冗談を。気づいているでしょう。僕はあなたの全てに関係していますよ」

要件がないなら帰ってもらおうか。

「僕たちは、ただ在るだけです。普段は眠っているけど、よく分からないタイミングでこうして起こされて、よく分からないままあなたの前に現れるのです。むしろ、僕たちの要件は、あなたの方がよく知っているのではないですか」

僕❝たち❞?と思うと同時に、モニターの隅で何か黒いものが蠢いたような気がした。気のせいだろうか?いや、気のせいではない。若い男は俺から目を逸らし、死角にいるその何かに命令した。

「だめだよ出てきちゃ、まだ君の番じゃない。でも分かった、そろそろ僕たちのいるべきところへ帰ろうか」

今のは?

「焦らなくていいさ。彼のこともいずれ知ることになる。でもこのかたちで僕が君に会いに来るのはこれが最初で最後なんだ。あっちでは、そういう風に決まってる」

。。。

「ということで、僕らはここでお暇するよ。あ、これだけ言っておこうかな。次は、きっと君の方から僕たちに会いに来ることになるよ。楽しみにしてるね」

若い男は不敵な笑みを残して去っていった。

 

 

ま、ともかく情報を共有した方が世のためと思いましてとブログにしましたと。本当、皆さんも気をつけて下さいね。皆さんの場所に行かないとは断言できませんからね。

 

 

『第2のRira』⑨

www.desunenote.com

 

P.S.

他の方の記事をどう弄ろうか?というアプローチでもネタをうまく昇華できる気がしますね。リライト企画に感謝です。

sourceone.hatenablog.com

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