ふと思ったんだけど

言葉にすれば、何か分かるかもしれない

手紙シリーズ

自粛01

白く高く聳える風力発電機は、少ない面積の翼で大きな回転力を生み出す優れたシステムだ。しかしその性能が仇を成す時がある。それは台風などの強風時だ。強風なら効果的に発電できるように思われるかもしれない。しかし、強風を真に受けるとプロペラは高速…

Dear Diary

言葉はキーボードショートカットに似ている。ある精神的操作をしたい時…例えば、思考がフリーズして再起動したい時、思考がオーバーヒートして強制終了したい時などに…必要な操作を素早く行うためのツール、それが言葉である。そのツールを自分で構築するこ…

僕の知らないところへ

新幹線や飛行機の窓の外のすっ飛ばされていく風景を見ていると、決まってある妄想が広がりだす。今ここで飛び降りたら、どんな世界に着地するのだろう、と。 ある本の話をしよう。航空パイロットが砂漠に不時着。水もなく、食料もなく、遊牧民に巡り合い水を…

自分と戦う自分へ

大抵の場合他人は君のことになど関心はない。君から何を取り出せるか、君と関係を維持することにどんな価値があるか、それを事前に計り、リスクがあるなら関係維持の負荷を軽減しようとする。いや、もちろん、そんなことを必ずしも要求してこない人たちもい…

内なるネガティビティへ

「楽しいですか?」という質問は「それ楽しくないだろ」という前提の上に組まれている。もっと言えば「楽しさは重要である」という前提で組まれている。前提が多くて真面目に反応するのがめんどくさい。でも君にならそういう話をしてもいいだろう。あくまで…

ひとりしずかの花へ

君は四方に広がる葉の上に小さな白い花をつける。葉は花の舞台となり、しかし花は舞台の主役であることを驕らず、いつも閑かに笑って…いや、果たして笑っているのだろうか。なんという切ない名前だろう。笑っているとしても、君のそれは満面の笑みではなく、…