違うブログ

どこかの誰かが書いたやつとは違うブログのこと

Dear Diary

言葉はキーボードショートカットに似ている。ある精神的操作をしたい時…例えば、思考がフリーズして再起動したい時、思考がオーバーヒートして強制終了したい時などに…必要な操作を素早く行うためのツール、それが言葉である。そのツールを自分で構築することもできるが非常に時間がかかる。だから本を読み、絵を見、ブログを読む。ツールの構築作業を他人に任せ、僕はその成果物を剽窃する。

二月以降、日記に書く内容が徐々に暗くなっていった。まあ、色々と事情があるのだけれども、やはりコロナの影響は無視できない。コロナがこれまでに投げかけた人間についての本質的な問い、コロナがこれまでに暴露した僕の本質的な弱さ…それらが生々しく記録されており、到底人に見せられたものではない。

そしてコロナはまだまだ続く。どこまで僕の闇は深くなるのかと、時折計り知れない不安に襲われる。ブログを書く手も絵を描く手も止まり、手が尽くせなくなりそうだ。そんな中で一つだけ、君の中に僕は希望を見出す。三月から今日までの日記を振り返ると、非常にいいツール、この状況でしか生み出されなかったであろう強力なショートカットツールが、確かに存在しているのである。剽窃したもの、僕が生み出したもの、入り混じっているけれど、いずれにしても示唆性と意味に富んだ非常にいいツールが蓄積されているのだ。そう、いい加減認めよう、コロナで僕は精神的にやられている。でもその分、僕は史上最強のショートカットツールを多数手に入れられている。もしかしたらどこかで僕はコロナに克てるかもしれない。だから日記は書き続ける。本とブログを読み続ける。いい言葉を探し溜める努力を絶やしたりはしない。これは僕と君との約束だ。

 

 

sourceone.hatenablog.com

sourceone.hatenablog.com

sourceone.hatenablog.com