ふと思ったんだけど

言葉にすれば、何か分かるかもしれない

初めて自分を褒められた雨の日

お題「雨の日のちょっといい話」

この記事は、以下の企画のために書いたものです。

sourceone.hatenablog.com

企画を立ち上げて一週間ですが、その間に10名ほどのブロガーの方が企画を宣伝して下さいました。本当にありがとうございます。拡散効果は絶大です。どんないいエピソードに出会えるか、企画の蓋を開けるのが楽しみでなりません。

 

さあやって参りました、雨の日企画!「雨の日のちょっといい話」というお題を設定をしたのは僕ですが、今、この「ちょっと」に救われています。そう、めちゃくちゃいい話なんて、そう簡単に書けるものではない!!!そのための「ちょっと」ですよ皆さん。ね。ね??

とまあ、保険のような前置きはさておき、僕の「ちょっといい話」に入りましょう。

 

僕は自他共に認める運動音痴です。そのせいで色んなことを楽しめずにいました。しかし、それでもいい思い出はあるんです。運動音痴なりの小さな勝利があります。今回はそれについて書きましょう。

 

小学校の頃、ソフトボールをやっていました。興味は微塵もなかったのですが、やれと親に言われたのです。もちろん今はやってよかったと思っています。

毎週土曜日は一日中練習していました。ただ、どうしてもボールが怖かった

まずあのゴロ野郎。練習場の地面が悪かったせいか、ゴロがカオスな方向に弾むわけです。自然って理不尽。それを「体で止めろ!」とか言われるわけですよ。止めてやりましたよ、胸や顎で。ボールはソフトでも練習は全然ソフトじゃねえぞコラ

フライはフライで怖かったんです。フライを捕る時は落下点に入り込めと言われます。落下点に入り込むまではいい。ボールが自分に向かって加速しながら落ちてくるのが怖かったんです。下から見上げた時って、ボールの大きさはほとんど変わらないじゃないですか。気づいたら手遅れ、顔面に当たっているかもしれない。直前で顔を逸らす衝動に駆られるんです。実際に逸らしてしまうことも多くて、そういう時は大抵落球してしまいました。

ゴロに弱いという点、肩がそれなりにあった点が考慮されて、ポジションはライトでした。外野ですからフライを取れてなんぼな訳ですが、それはそれで苦手。いつか僕のこの苦手がチームの致命傷になることを恐れていました。そしてそれが致命傷になりかけたことがあります。

 

小雨が降る日の試合の9回のウラ、ここで点を取られたらサヨナラ負けという場面で、あろうことか、ライト方向にフライが飛んでくるわけですよ。よりによって。

しかも微妙に雨が降っている。真上を見たら雨粒が目に入る。ボールが見えにくい。

読みやすい軌道、真下に入るのは簡単。軌道的には取れて当たり前のフライだろう。相手は負けを、味方は勝ちを確信する場面だろう。普通なら。

だが今回は違う。なぜならその落下点にいるのがオレだから!相手も味方も僕を知っている。相手チームからは野次が飛んでくる。味方からは僕の名前とともに「頼むー!!」と嘆願するような声が聞こえてくる。なんだこのクソみたいな状況。ある意味、筋書き通り

ここで負けるわけにはいかないと心を決め、ボールを顔面に受ける覚悟でそのフライに挑んだことだけは覚えています。どうしても最後の一瞬は目を逸らしてしまう。グローブにボールが当たる。頼んだぞ神様。さあ、落ちるか?落ちないか?

 

捕球できました。いやあ、流石によっしゃあと叫びましたね。味方からはとてもフライを捕っただけとは思えないレベルの賞賛の嵐。観戦していた親からも褒めてもらい、帰りにドーナツを奢ってもらいました。

あのフィールドで、小雨に紛れて、ちょっと嬉し泣きしていたかもしれません。嬉し泣きというより、安堵泣きの方が近いかもしれないけど。

ともかく、おそらく生まれて初めて自分をちゃんと褒められた体験でした。

 

運動音痴にとってはこういう小さい勝利がめちゃくちゃ嬉しいんです。これを感じるために僕という運動音痴は生きています。

 

ということで、雨と涙ってちょっといいよね、という話でした。これから他の参加者の方の記事に馳せ参じます!

blog.hatena.ne.jp

明日、企画参加のお礼と振り返りの記事を投稿します。

参加してくれた方々、そして拡散してくれた方々、本当にありがとうございました!

 

2019年5月13日作成