違うブログ

どこかの誰かが書いたやつとは違うブログのこと

記録しすぎってやつ?

記録をとっておくことは良いことだという思想のもと、ブログの下書きやネタ帳をアーカイブしてきました。5年後とか20年後とかに振り返った時、そのアーカイブから何か新鮮なものが得られるという期待がその思想の裏にはあります。ただ最近はその思想が崩れています。例えば、大量の下書きやメモを前にして、それらを十分に言葉にできない状態が惨めに思えることが増えました。二年くらい前の勢いなら書けたのに、なぜ今は書けないんだ?とか考え始めると、どうも気分が沈んできます。ポジティブな使い方、つまり可能性のストックとしてのアーカイブなら良いのですが、それが何かの弾みで「できなかったことの掃き溜め」になるとかえって有害になる、というのが今回書きたかったことです。実際この記事も下書きを一掃したから書けているわけですし。そう考えると、日記を書くのも考えもんですよね。

現代の文章・画像の保管のしやすさは異常といっていいと思うんです。例えば、クラウド上にある半年分の僕の日記を印刷したら、A4で50枚くらいになります。このままいくと年100枚ペースで増え続けるってこと。それを保管する手間と比べたら、クラウドでの保存は容易すぎます。これってつまり、物事を忘却しづらくなってるってことじゃないですか?色々簡単に記録できるのは便利だけど、同時に色々きつくなりそうだなって思うのは僕だけでは無いはずです。